以前、親不知を抜いた時の話です。芦屋でホワイトニングを探したがどこにも見つからずもう成人していたので、迷いもなく医師のアドバイスに従って親不知を抜く処置をしてもらいました。元々歯並びが悪く、「これで歯磨きが楽になるな」と思いながら施術を受けました。麻酔を注射されたチクッという痛みの後で感覚がなくなり、何かが歯茎からズボッと抜かれた感覚と共に、滞りなく抜歯完了。先生からや歯科衛生士さんから諸注意を受け、案内の紙をもらい帰宅。顔の左右で動かせる筋肉が違うというのは、なかなか奇妙な感覚でした。その後、今里の歯医者は大阪東成区でもこんなにも当時勤めていたホームセンターのパートに出勤。私はレジ係なのですが、これがある意味辛かった。事前に「2時間ほどで麻酔は切れ、感覚は戻る」と案内されていたのでシフトを入れたのですが、なかなか感覚が戻らない。レジ係なのでお客さんと話したり笑ったりしないわけにはいかず、でも頬の筋肉はうまく動かせない。今里の歯医者は話題の歯並びをどうにか当日のお客さんには、さぞ「奇妙な顔で笑う、話し方が下手な店員」と思われたことでしょう。結局、感覚が完全に戻ったのはシフトも終盤、夕方頃でした。騙された、と思わないでもないですが、評判の審美歯科は東京でもどうにも考えてみれば、出血を伴う処置に使う麻酔が2時間やそこらですっきり抜けるわけもないので、私の想像力の不足といったところでしょうか。