私は以前、奥歯の歯茎に漠然とした痛みを感じ、それが数日経っても引かないだけでなく、徐々に顎の下にまで鈍い重みが広がるのを感じました。触ってみると、明らかにリンパ節が腫れていることに気づき、初めて口腔内の問題が全身に影響を及ぼす可能性を実感しました。その痛みは、食事の際に特に強く、硬いものを噛むと奥歯の奥深くに響き渡るような不快感がありました。最初は疲れのせいか、あるいは一時的なものだろうと軽く考えていたのですが、リンパの腫れが加わることで、これは見過ごせない問題だと直感しました。私が感じた奥歯の痛みは、親知らずが原因でした。私の親知らずは完全に生えきっておらず、一部が歯茎に覆われた状態でした。その隙間に食べかすが溜まりやすく、日々の歯磨きでは十分に清潔に保てていなかったのです。結果として、親知らずの周囲の歯茎に「智歯周囲炎」と呼ばれる強い炎症が起こっていました。この炎症がリンパ管を通じて近くのリンパ節に波及し、腫れと痛みを引き起こしていたのです。リンパ節が腫れると、体は「何か問題が起きている」と警告しているのだと、身をもって体験しました。歯科医院を受診すると、歯科医師は私の口腔内を丁寧に診察し、レントゲン撮影を行いました。レントゲンの結果、親知らずが斜めに生えており、隣の歯を圧迫していること、そしてその周りの歯茎が深く炎症を起こしていることが明らかになりました。歯科医師は、まずは炎症を抑えるために抗生物質を処方し、痛みが引いてから抜歯することを提案しました。抗生物質を服用し始めると、数日で歯茎の痛みは和らぎ、それに伴いリンパ節の腫れも徐々に引いていきました。そして、炎症が完全に治まった後、親知らずの抜歯手術を受けました。手術自体は不安でしたが、歯科医師の説明と丁寧な処置のおかげで、無事に終えることができました。
奥歯の歯茎の痛みとリンパ節の関連性?体験からの考察